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Channel: ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ(31DEC14まで/新ブログshiaoyama.comに移転済み)
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急告  日本海の風、そして光

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▼いま、6月12日の火曜日、午前3時38分。今夜も仕事の山が崩れてくるのを懸命に押し戻しつつ、夜が明けそうです。

 とりあえず、お知らせします。
 日本海の抱擁する、日本の初めての完全なる自前資源メタン・ハイドレートを実地調査した、ふたつの航海には、いくつかのテレビ・クルーも乗ってもらいました。
 ほんとうのこと、ほんものの希望を広く国民に知ってもらうのが、今回の新しい試みの目的の、大切なひとつだったからです。

 最初の航海、すなわち自治体と初めて連携し、兵庫県の漁業調査船「たじま」に乗り組んだ航海は、船が小さい(199トン)ために、乗ったカメラは一部でした。
 その次の航海、独研(独立総合研究所)が、これも初めて独自・単独でチャーターした民間の海洋調査船「第7開洋丸」(日本海洋)は、すこし大きい(499トン)ので、今回、参加した全カメラ(関西テレビ、テレビ大阪、テレビ朝日、チャンネル桜、日経映像、そして独研のネットテレビ「青山繁晴.TV」)が乗りました。


▼まず今週の水曜日、6月13日に、関西テレビの報道番組「スーパー・ニュース・アンカー」の生放送でオン・エアになる見通しです。
 航海中のすべての映像に、ぼくは疲れの上にも疲れ切った顔で映っているようですが、今は航海中よりずっと体調が悪いので、生放送でそれに負けずにしっかり話すことだけが、この「アンカー」では課題です。

 その次は、6月16日土曜日に、テレビ大阪(テレビ東京系列として、いくつかの道府県でネット)の「たかじんNOマネー・ゴールド」の、これも生放送で放送されます。

 テレビ朝日は、「TVタックル」の3時間スペシャルで放送される予定ですが、ディレクターによると「政局に動きがあれば延期も…」ということだそうです。

 チャンネル桜は、どのように放送されるか、すくなくともぼくは聞いていなかったのですが、きのうの6月11日付でユー・チューブに2本、アップされているそうです。これは視聴者からの情報です。チャンネル桜から独研には何も連絡がないので、ぼくはまだ視ていません。
 これはあくまで速報版なのか、このあとにも別の放送があるのか、それは独研では分かりません。

 日経映像は、「ガイアの夜明け」の撮影です。
 これは1年ぐらい、「トイレとお風呂以外はすべて撮り続けます」(ディレクターのNさん)ということですから、番組としてオン・エアされるのは、そのあとです。

 「青山繁晴.TV」はいずれ、できるだけ長編にしてアップします。


▼テレビ番組では、大幅にカットされて編集されます。
 編集権はテレビ局にあり、ぼくや独研は一切、干渉しませんから、どのように国民に伝えられるのかは、まったく分かりません。

 たとえばテレビ大阪(テレビ東京系列)では、「次世代エネルギー総選挙」と銘打って放送されるそうで、海外の新資源であるシェール・ガスなどと比較し、競争させる趣向だそうです。
 こんな地道にやっている現場の調査について、また評論家やコメンテーターの方々と怒鳴り合いをしなければならないのかと、ぼくは実は、やる前から、正直に申して、げんなりしています。

 ふつうの国民にどうやって真実をお伝えするか、苦しみ抜いた末に新しい試みを始めて、テレビカメラにも乗船してもらったのですから、できるだけ、真っ直ぐにやってもらいたいのが本音です。
 テレビ大阪のスタッフたちの良識に、ささやかに期待するだけです。

 TVタックルは、ほんとうに放送されるのかどうか分からないなと、上記のディレクターの言葉から感じました。
 無事に放送されても、どんな風に扱われるかは分かりません。
 タックルのスタッフは、いつも申してきたように勉強熱心ですから、その勉強に基づいてやってくれることを、これも期待するだけです。

 まぁ、もう今さら、何があっても驚きはしません。
 これだけネットが浸透した時代にあっても、多くの善男善女はまだ、テレビをご覧になりますから、広く伝えようとするのなら、怒りも悲しみも最終的には押し殺さねばなりません。
 ぼくはいつも怒っているようにテレビでは放送されているそうですね。ほんとうは、いつも哀しみが先に立ちます。
 ただ、タレントじゃないので、どのようなイメージになっても問題ありません。
 テレビは、ほんとうは出たくない。さっさと、やめたい。伝えるべきを伝えるために、ごくわずかな番組に出ているだけですから、ほんとうのことが真ん中から伝わる、それだけを祈ります。

 ちなみに、日経映像のNディレクターの上記の言葉に、ぼくは「いや、お風呂もどうぞ撮ってください」と答えました。
 冗談でも皮肉でも何でもなく、まるまる本気です。
 トイレはもちろん、やり過ぎですが、船内の小さな風呂に工夫を凝らして入るところは、ぼくだけではなく海洋研究者や船乗りたちの労苦の実感が伝わると思ったのです。
 それに、ぼくらには一切、日本国民に対して隠し事がないので、どうぞ何でも、という気持ちを込めました。

 Nディレクターは、祖国への志のあるひとで、その真意をちゃんと分かってくれました。
 うれしいですね。

 写真は、「たじま」の上部甲板上の、ぼくです。
 撮ってくれたのは、ぼくを撮り続けているプロ・カメラマンのYさんです。
 美しく翻るのは、兵庫県の県旗です。
 そして、カメラが捉えたのは、ぼくよりも、日本海の風、そして、たおやかな光です。
 その風と光に、どんな希望があるか、さぁ、一緒に考えませんか。


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