
▼この地味ブログを訪ねてくれる、みなさん、おはようございます。
いま6月14日木曜の朝、4時半過ぎです。
きのうの水曜、たいせつなテレビ報道(報道番組への参加)をおこないました。
さらりと、おさらいしますと…
わたしたちの祖国が今、建国から2千数百年を経て初めて、完全な自前資源を抱擁しています。
それが「燃える氷」と呼ばれるメタン・ハイドレートであることを、知るようになったかたも、もう、かなりいらっしゃるでしょう。
日本海側にも太平洋側にも賦存(ふぞん)します。
特に日本海には、国際社会(国際学会)が「実用化に近い」とみている結晶状、すなわち純度のとても高い白い塊となって大量に賦存(ふぞん)しています。
これを実用化すれば、太平洋側にも、たいへん良いインセンティヴ(刺激)になります。
太平洋側の多くは、メタン・ハイドレートが海底からさらに深くに、砂と分子レベルで混じり合っているから、調査も実用化も、コストと時間が日本海側よりはるかに掛かるのです。
だから太平洋側のメタン・ハイドレートを実用化するには、日本海側からのインセンティヴが大切です。
ところが、自民党、民主党を問わず日本政府は、経産官僚と石油工学の学者たち(つまりメタン・ハイドレートの専門家ではなく、旧来型資源が専門である学者のかたがた)が中心になって進めてきた太平洋側ばかりに、わたしたちの税を投じ、日本海の調査を不当に軽んじてきました。
独研(独立総合研究所)の青山千春博士が研究調査船に乗れなくなるという信じがたい事態まで起きました。
青山千春博士は、海中のメタン・ハイドレートをきわめて安価に探索できる技術を持ち、日本と、アメリカ、オーストラリア、中国、韓国、ロシアの特許を取っていますから、国際社会にとっては、ぼくが感じるよりもっと信じがたい、呆れた事態です。
困った、困ったではなく、みずから切り拓くのが希望ですから、独研はこの6月から、日本海での新しい試みふたつを開始しました。
ひとつは、自治体(まずは兵庫県)との連携による調査航海です。
もうひとつは、独研が独自でチャーターした海洋調査船(日本海洋の第7開洋丸)による調査航海です。
それについて国民に伝える最初のテレビ報道をきのう、おこないました。
▼去年の4月にぼくが福島第1原発に作業員以外では初めて入ったときと同じく、最初の放送は、関西テレビの報道番組「スーパー・ニュース・アンカー」の生放送になりました。
この生放送では、関テレの信頼する若手ディレクターから「青山さんのコーナーでは、メタン・ハイドレートの調査航海の話は半分にして、半分は消費税政局をやって欲しい」という提案を受けて、愕然としたことも、ありのままに話しました。
そして、その提案は拒絶して、メタン・ハイドレートの調査航海のためにフルに時間を使うという決心も、そのまま語りました。
ほんものの希望を語る、みんなが従来の立場を超えて連携できる希望を語る、滅多にない機会だったからです。
この若手ディレクターには、放送の前に「あなたの提案もありのままに話す」と直接、伝えました。
このディレクターは記者出身で、海外特派員も経験しています。同じく記者出身であるぼくとしては、有望な彼に、これまでのテレビの枠から良きステップをさらに踏み出して、日本国民に根づいてしまっている強烈なメディア不信を、フェアに克服することに役立つ人材になってほしいのです。
だから遠慮しませんでした。
と同時に、ぼくが生放送で自由に語るコーナー(スーパー・ニュース・アンカーの「青山のニュースDEズバリ」を、きのうで298回も放送してくれた関西テレビといえども、特別な遠慮は一切しません。
▼放送の直後から、びっくりするぐらい沢山のかたから、この個人ブログへの書き込みや、Eメールをいただきました。
そのすべてに共通しているのが、「希望への渇望」です。
みんながどれほど、ほんものの希望に飢えているか、それが胸に迫って、ぼくは伊丹空港へ向かうタクシーの車内ですでに、ひそかに涙しました。
常に同行している独研の若手秘書Yも、気づかなかったようです。
いつものように嫌がらせ、中傷も来るだろうと思いますが、今のところはそれもなく、みなさんの清い祈りと願いだけが真っ直ぐ伝わってきています。
▼次の放送機会は、今週の土曜日、6月16日の「たかじんnoマネー」(テレビ大阪の制作/放送はテレビ東京系列としてかなりの道府県でネット)の生放送です。
正直に申して、今から気が重いのです。
番組の趣向として、「シェール・ガスなどと競わせる」ということになっています。ぼくが知る前からの決定事項で、番組のホームページなどですでに告知されています。
シェール・ガスは、特にアメリカが国を挙げて売り出している新エネルギーです。
新エネルギーということでは、メタン・ハイドレートと同じですが、日本では今のところ採れず、これまで通り、アメリカをはじめ外国から一方的に買う、買わされるという点では、旧来の天然ガスや石油とまったく同じです。
それをなぜ、同じ土俵に上げるのでしょうか。
なぜ、日本の自前資源を真っ直ぐ、真正面から取りあげられないのかと思います。「え? エネルギーの比較をして番組を盛り上げるだけです」
番組のスタッフはきっとこう考えているでしょう。
そういう発想しかないから、みんなが、こころあるひとほど、テレビ離れを起こしていくのです。
趣向を凝らしてやるのも、いい。
しかし、それは一度、真っ直ぐに日本の自前資源を、じっくり時間をフルに使って放送してからやるのがホントじゃないかと考えます。
だからこそ、ぼくはいつテレビ参加(出演)をやめるとも限らないのです。
ほんとうは、個人の好き嫌いで言っているのではありません。
今回は、みっつの理由で、土曜の番組に参加します。
ひとつ、とにかく日本が隠れた資源大国であることを、国民に知ってもらう機会は、ぼくの義務として活かさねばなりません。
ふたつ、調査船に一緒に乗り込んで、立場と任務と仕事内容は違っても、不眠不休の苦労を共にした、テレビ大阪の撮影クルーの努力を無駄にしないために。
みっつ、癌と闘っているたかじんさんへの、ささやかな友情として。
*写真は、冒頭の写真が、兵庫県の漁業調査船「たじま」の「調査区画」(調査の集中制御室)にて。
ぼくの顔は、疲労と睡眠欠如で、凄まじくむくんでいます。
きのうの「スーパー・ニュース・アンカー」の生放送中にも、おのれの映像を見ながら、実はそれをつくづく実感していました。
まぁ危険信号なのでしょうね。
そのうち、すこしはまともな顔になるでしょう。
下の写真は、独研がチャーターした第7開洋丸(日本海洋)のデッキでのライフジャケット訓練です。
甲板に、いい緊張感が満ちています。
